コロナウイルス イギリス ロックダウン一部緩和

イギリスのコロナウイルス対策が、面白すぎます。

面白いと言いますか、さすが18世紀まで別の国だっただけあって、イングランドとスコットランドとウェールズの対応が違っています。

今週からイギリスの首相ボリス・ジョンソンがロックダウンを一部解除しましたが、そのときにこの変更は「イギリス」ではなく「イングランド」に適用するということを念押ししていました。

スコットランドのFirst Minister(首相=Prime Minister ではありません)のニコラス・スタージェン女史は、ボリス首相がロックダウンの一部解除を開始する前から「スコットランドはスコットランドで決める」という姿勢を見せ続けており、実際にスコットランドではロックダウンが解除されていません。

さらにウェールズの First Minister マーク・ドレイクさんも、遅ればせながら「ロックダウンを解除しない」と全国放送のテレビでアナウンスしました。

イングランドにはヨーロッパの経済中心地ロンドン・シティが含まれるので、いつまでもロックダウンしていると経済が立ち行かなくなるのかもしれませんが、こうも表立ってスコットランドとウェールズが「イングランドの決めたことに従わない」という強い姿勢を見せるのは何だか違和感を感じます。

だって、ボリスさんは United Kingdom(イギリス連邦)の首相で、スコットランドもウェールズも UK の一部ですから、従う義務があるような気がするんですよね。なんていったって、国のトップが決めたことですから。

映画『ブレイブハート』で見た、スコットランドとイングランドの血みどろの戦いを思い出しました。

まぁ、こういう昔からの確執を知っているからこそ、あえてボリス首相はロックダウンの緩和を「イングランド」に限定したのでしょうけれど、日本みたいな島国の統一国家で育った私には不思議でなりません。